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桃李塾かわら版~その6~

令和7年3月22日、一期生の令和6年度閉講式を実施した。保護者も出席して頂いた。保護者から、役員から、そしてスタッフから聞かれた言葉は一様であった。「塾生の目つきが変わった。」彼らの心までは覗くことはできない。しかし、確実に目には光が宿っていたと言い張るのは、傲慢だろうか。生田弁


 

一会一言 吉田松陰名語(七) 川口雅昭

 

天と云いはおうか、人と云はうか。漢土が胡元・満清に一民一土も屈すべき訳はなけれど、人物及ばざれば如何せん、遂に宋明滅亡に及べり。

安政六年四月「野村和作宛」

【訳】天命が原因といおうか。人物が原因といおうか。中国が北方のモンゴル族が建てた元げんや満洲族の清に屈する訳はないのであるが、為政者の人物が及ばないのであれば、どうしようもない。遂に宋や明は滅亡した。

【解説】この「天」に関し、先生は「国家の衰乱も夷狄の猖獗も、下民にては天命と云てても、時運と云ひても、或は済むべし。在上の人に在りては、衰乱猖獗を以って時運天命に諉するは大いに誤なり。(中略)吾れ幽囚の罪人と雖も、悪んぞ国家の衰乱、夷狄の猖獗を度外に置くに忍んや。諸君に於ては如何〔国家の衰えも乱れも、民衆においては天命時運といってすませられるが、当路者が時運・天命として責任逃れをするのは間違いである。(中略)私は幽囚の罪人の身とはいえ、国家の衰乱、外敵の横暴を無関心でいるには堪えられない。諸君はどうおもいますか〕」とも記していらっしゃる。結局は人間である。私共NPO法人桃李塾はホンモノの日本人、「人物」を育てたいと念じている。


 

桃李塾とは

「心ある日本人たれ」を塾是とし、中・高校生を対象に、国家社会のリーダーたる人材を育成することを目指しています。

桃李塾では、定期的に私たちの活動状況などをお送りします。

心で感じて、心を読んで、心にふれて、そんな思いに御支援をお願いします。




 
 
 

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